病院のブログ

令和4年度 消防訓練を実施しました

入院患者等の生命・身体の安全と災害による被害の軽減を図ろうと令和5年1月11日に消防訓練を実施し、総勢28人が参加しました。
大地震に伴う院内の出火を想定した訓練で、職員は「大網病院消防計画」に基づく班編成によって初期消火をはじめ、本部との連絡調整、患者の避難誘導、防火扉の開閉等、一連の動作を実践。
また、「本当の災害時に役立つ訓練」を視野に西側スロープを使った脱出訓練も実施し、勾配の危険もある中で救護及び避難誘導の班員が連携し、ストレッチャ及び車椅子の患者を安全に脱出させる方法を再確認しました。
参加した職員からは、「体験を活かし、日ごろの防災意識と課題発見を大切にしたい」との声がきかれました。

 

大網病院初の「応急救護所等設置運営訓練」を実施~九都県市合同防災訓練~

 千葉県・大網白里市・県消防協会主催の「第43回九都県市合同防災訓練」が10月23日に大網白里市で開催され、大網病院では「応急救護所等設置運営訓練」に総勢35人が参加しました。院長の指揮下、災害対策本部、市救護本部、DMAT(災害医療チーム)の支援指揮所が連携し、山武郡市医師会、同薬剤師会、管内消防署の協力も得ながら1時間の実践訓練に臨みました。分刻みで来場する被災患者に対し、スタッフはID付与、トリアージを実施。トリアージタッグや紙カルテを使用して、症状別にゾーニングされた各エリアでチームになって応急治療や災害拠点病院への搬送を分担しました。参加者からは「初めての取り組みで緊張する中、周囲の状況がわからず困惑した。情報の伝達と共有が重要だと感じた」との声も聞かれました。また、今回の訓練に向け、研修・指導に当たったDMAT医師は総評で、「外来看護師を中心に直前まで模擬訓練に取り組んだ成果が発揮できていた」と締めくくり、今後の防災対策の向上を図る貴重な機会となりました。

令和3年度 消防訓練を実施しました

 入院患者等の生命・身体の安全と災害による被害の軽減を図ろうと令和3年10月27日、「消防訓練」を実施し総勢31人が参加しました。
 当日は、大地震に伴い栄養科厨房から火災が発生したことを想定。職員は「大網病院消防計画」で定められた班編制及び役割分担のもと、被害状況の迅速な把握と正確な避難人員の報告を行うとともに、改善点の発見に務め、「次回訓練の一層の充実」を課題として、委員長から総括を受けました。
 なお、予定していたスロープからの脱出訓練は雨天により中止となりましたが、消火器の取扱いを若手職員中心に実践するなど、防災意識を高める好機となりました。

【病棟から避難】

【避難先で集計】

消火器訓練

令和2年度 防災訓練を実施しました

令和2年10月21日に大網病院職員を対象とした「防災訓練」を実施し、総勢35人が参加しました。この訓練は「国保大網病院消防計画書」に基づき、入院患者等の生命・身体の安全と災害による被害の軽減を図り、職員の防災意識の醸成を目的とするものです。今回の訓練は、地震によるスロープの倒壊と1階からの火災を想定。初使用の「エアストレッチャー」による患者の運搬のほか、消火器の取扱いも実施するなど関係機関の協力を得て、「いつ何時発生するかわからない災害」に対し、迅速・的確に対応するための貴重な体験となりました。

 

「防災訓練」を実施しました。

令和元年10月30日に、当院の職員及び来院患者を対象に「防災訓練」を実施しました。この訓練の目的は、災害発生時における患者の安全確保及び重症患者の搬送、患者等の避難誘導等の確認を行い、適切な災害対策の実践と防災対策の実践並びに防災意識の高揚を図り、あらゆる災害を考慮し、各自が臨機応変に対応できるようにすることです。当日は、総勢39名が参加し、大変有意義な訓練となりました。今後も、このような訓練を実施し、有事の際に適切な行動が取れるよう職員一同心がけて参ります。

「健康づくり講演会 胃がんゼロを目指して~変わり行く胃がん検診~」を開催しました。

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平成28年9月1日に「健康づくり講演会」を開催しました。

今回のテーマは「変わり行く胃がん検診」です。胃がん検診については従来からのバリウム検査が依然として行われておりますが、最近は胃がんリスク検診としてのABC検診の導入、さらには今年度から胃がんの一次検診に胃内視鏡検査が国からも推奨されるようになり、その流れは確実に変わってきております。

そこで当市においても今年度から行政、地区医師会の協力のもとABC検診を開始しました。現在のところ、多くの住民に受診していただいて興味ある結果が集積されつつあります。  今回は胃がん検診、ヘリコバクター・ピロリ感染症の第一人者であるセコメディック病院消化器内科・健診センター長の木村典夫先生に講演をいただきました。当日は多くの地域住民の方々にご参加いただき、多くの質疑応答もあり大変有意義な講演でありました。来年度は胃内視鏡検査の一次検診への導入を予定しております。これらの活動を通じて地域住民の健康づくりに貢献していきたいと思っております。

(記 志村賢範)

「第三回 大網病院と住民との交流会」を開催しました。

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平成26年1月28日に「第三回の大網病院と住民との交流会」を開催しました。今回のテーマは「当地域の救急の現状と今後の展望」でした。
当日は世話人の皆さんの他に4人の市会議員さんを含めた14人の住民の方々が参加して下さいました。

当地域には長年の課題であった救急救命センターがこの4月よりスタートします。本格的に機能するまでには2~3年がかかるとの事です。
それまでの間に、地域住民の方々にこれだけは解っておいて欲しいあるいは協力して欲しいと思える事柄を示し、皆で忌憚のない意見を交わしました。その中では特に内科医の不足が深刻な問題であり、各病院の機能に応じた協力体制の確立、住民に対する啓発活動の推進などが意見として多く出されました。
当院もその一翼を担えるように職員一丸となって努力していきます。

(記 志村賢範)

「第2回大網病院と住民との交流会」を開催しました。

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6月7日に当院の会議室にて地域住民との交流会を開催しました。この会は当地域の医療状況を憂えて活動されてきたNPO法人「地域医療を育てる会」の大野英雄理事が町づくりサポートセンターとも協働して提唱された会です。
今回で2回目の開催ですが、今回は「病院にとっての良い患者・悪い患者」、「患者からみた良い医者・悪い医者」とのテーマで双方の事前のアンケート調査の結果を発表し、その後に忌憚のない意見の交換を行いました。それぞれの出席者から積極的に本音をまじえての発言が相次ぎました。それらの内容を総括すると以下の如くでした。

1.医療者は患者家族に丁寧な説明と誠意を示すこと 
2.患者家族も医療について出来るだけ理解する努力と協力する責任が欲しい。

最後は、患者と医療者とのよりよい関係を構築するための啓蒙活動が今後も継続的に必要であるとの思いを共有でき、大変有意義な交流会でした。
次回は「当地域の救急の在り方」、「延命治療について」等のテーマを考えています。
(文責 志村)

「第32回大網地区の病診連携を考える会」を開催しました。

2月1日に当院の会議室で千葉大学呼吸器内科教授の巽 浩一郎先生をお迎えして病診連携を考える会を開催しました。

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この会は先代の土屋幸浩前院長が当地域の医療状況を憂えて地域の先生方(主に開業医)と定期的に顔を合わせて率直な意見を交わす場として始められました。これまでに地域連携上の課題、災害時の連携、医療センター問題等でお互いが共通の問題意識を持てるようになり、医師会の先生方との垣根も取り払われて大変有意義な会になっております。

今回は、巽教授から「COPDの認知度を上げる」と題してご自分の著書を使って大変分かりやすく、私たち一般臨床医に解説いただきました。

51KkElKAFmL__SL500_AA300_(プライマリ・ケアのためのCOPD診療 第2版)

先生は既に東金市の呼吸器疾患の検診にも係わっており、今後は当院でも大学との連携によりCOPD等の慢性呼吸器疾患、肺癌等の検診・連携パスにも積極的に協力していかなければならないと思います。

この会は年2~3回ほど開催しております。また次回(6月頃)も御報告いたします。

院長 志村 賢範