老年内科
年齢があがるにつれて、単独ではなく複数の疾患をかかえることが多くなります。1つの疾患だけではなく、全身を診て、また社会的背景もふまえながら診療にあたることを心がけております。
力をいれたいことの1つとして多剤併用の問題があります。長い期間治療を受けることでどうしても薬が増えていきがちですが、同じ作用の薬を重複して内服していたり、以前は必要であったけれども現在は必要のない薬を内服していたりすることがよくあります。高齢になると腎機能・肝機能などが低下し、薬の有害事象が出現しやすくなります。また6種類以上の薬を内服していると薬の有害事象が出現しやすくなります。
基本的には当院かかりつけの患者さんや入院中の患者さんを対象としておりますが、近隣のご施設に入所中の患者さんも、ご紹介いただければ減薬できる薬がないか検討させていただきます。(予約制)
内科について
担当医は一般内科の診療も行っております。高齢者に限らず、内科の全分野について可能な範囲で対応させていただきます。その分野の専門医に相談・紹介が必要な場合は、当院の非常勤医師や他院に相談・紹介いたします。
終末期医療について
当院に緩和病棟はなく、担当医は緩和医療の認定医・専門医でもありませんが、緩和ケア研修会を受け、また緩和医療学会に所属しており、緩和医療に力をいれております。緩和ケアの認定看護師と相談しながら、なるべく苦痛を軽減できるよう努めております。原疾患を問わず、可能なかぎり対応させていただきます。
・予約制となっております。
・かかりつけの患者さんで体調不良の場合、曜日を問わずなるべく対応いたしますが、受診される前にお電話ください。
医師紹介
血液内科診療科長 杉田 泰雅
- 医師専門疾患及び検査:血液内科
- 日本内科学会:認定内科医、総合内科専門医、内科指導医
日本老年医学会:高齢者医療研修会修了、老年科専門医、
高齢者栄養療法認定医
日本緩和医療学会:緩和ケア研修修了、会員
日本化学療法学会:抗菌化学療法認定医、指導医
ICD制度協議会:インフェクションコントロールドクター
日本血液学会:血液専門医、血液指導医
日本リンパ網内系学会:会員
日本骨髄バンク:調整医師
一人一人の患者さんにとって最良の医療を提供できるよう、患者さん・
ご家族・スタッフと日々話し合いながら診療させていただきます。