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会計年度任用職員の募集について
〇募集の概要
募集人数:1名
職 種:医療関係事務
職種内容:消耗品・備品の発注、診療材料等の管理 他
勤務場所:国保大網病院(中央材料室)
必要資格:基本的なパソコン入力(ワード・エクセル)ができる方
勤務日数:週5日(月)~(金)
勤務時間:8時30分~16時30分(うち休憩60分)
任用期間:令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
給 与:時給1,194円~1,266円(※時給には変動があります)
期末・勤勉手当あり
福利厚生:社会保険加入・交通費支給・その他規定による
必要書類:履歴書(提出後の返却には応じません。了承ください)
申込方法:大網病院へ持参または郵送
申込期間:令和7年1月14日から1月31日まで
選考方法:書類審査・面接
問い合わせ
大網白里市立国保大網病院 管理班
電話0475ー72ー1121
休診のお知らせ
下記の日程は休診となります。
1月24日(金) 皮膚科(川島医師) ※15時30分以降
患者さまにはご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
地域医療サービスの向上と健康維持をめざして~総合診療 座談会~
大網病院にて10月末に開設した「総合診療科」の役割や地域医療への展望について、総合診療科外来を担当する岡田唯男医師(亀田ファミリークリニック館山院長)と金坂昌典大網白里市長、安蒜聡大網病院長が座談会を行いました。
▲岡田医師(左)、金坂市長(右後)、安蒜院長(右前)
本日はよろしくお願いします(三人)
(総合診療科とは)
金坂市長:「総合診療って何?」と思う方が多いのではないでしょうか。自分の体の症状をどこへ相談したらいいのかわからない方も多くいらっしゃると思います。
岡田医師:はい。総合診療への需要は昔からあります。
金坂市長:市役所にも総合案内があるように、1か所で事が済むといった感じでしょうか。
岡田医師:そもそも昔は、お医者さんって、お医者さんしかいませんでした。「〇〇科、△△科」というように専門が分かれておらず、一人の医師が全部診ていました。最も古い専門家として。なぜなくなってしまったのか・・・。今では絶滅危惧種とでもいいましょうか。(笑)
金坂市長:なるほど。亀田ファミリークリニック館山には、総合診療研修のため多くの医師が来ると伺いました。
岡田医師:そうですね。研修希望の医師が全国から来ています。
金坂市長:すべてを診るという事ですが、そもそも医師になる時に研修を受けるんですか。
岡田医師:最小限ですが一通り研修はします。総合診療医、プライマリケア医はさらにその一通りの診療の質を高めています。
金坂市長:そういったことが今、あらためて求められていると。昔に戻ったということなのかもしれませんね。
岡田医師:はい。
金坂市長:これから大網病院で総合診療を実施していただくわけですが、地域住民にはどう影響していくでしょうか。
安蒜院長:未開拓な領域なので、まさにこれからという印象ですが、時代のニーズとして、総合診療医、家庭医療、プライマリ・ケアという形で担っていただける医師が地域に増えれば、住民の健康度も上がっていきます。「外科が専門」「循環器が専門」という医師ももちろん必要ですが、すべてを診るオールマイティな医師がいると地域住民からも喜ばれると思います。
岡田医師:生活する中でコンビニが無いと困りませんか。何らかの品物を買うのに、わざわざ専門店を選ぶかというと、そうでもないはずです。有事の際、例えばがんや心筋梗塞は大病院の専門ですが、日常の診療まで担うと、医療がおかしなことになってしまいます。
金坂市長:地域の開業医との連携や患者の紹介はどうですか。
岡田医師:時には手に負えない患者を他の診療科医師に紹介することもありますが、一日に一人いるかどうか。自分たちで95%以上は完結させています。「振分けの専門家」ではなく「完結の専門家」として。
▲「総合診療医は完結の専門家」と語る岡田医師
(大網病院の役割や展望)
安蒜院長:大網病院は現在も健診業務に力を入れていますが、これからは、今まで実施していなかった、例えば「子宮頸がん検診」や「小児のワクチン接種」も可能になります。特に、婦人科関係については、大網白里市内にはクリニックがなく、千葉・茂原・東金などの近隣市へお願いしていましたが、大網病院で受診できるようになります。
金坂市長:大変、大きなことですね。
岡田医師:「自治体内完結率」という言葉があるように、市民が、住んでいる自治体の中で公立の医療機関を受診するというのは、財政面からみても大変重要だと思います。住民の方が、市外の医療機関や開業医へかかれば保険の支払いは当然、そちらへ出ていきますが、大網病院で受診できるようなれば、支払った分が市へ戻ってくるわけで経営効率は良くなります。
安蒜院長:その体制づくりは大網病院としても同感であり、岡田先生にお力添えいただきたいと思います。なお、来年の1月からは、専攻医の医師も常勤として来ていただけますので、一緒に取組んでいきたいと思います。
金坂市長:大変心強いお話です。ありがとうございます。
安蒜院長:総合診療科開設は大網白里市広報紙や病院ホームページへの掲載のみならず、「地域医療連携の会」を通じ、地域の開業医にもPRさせていただきました。
岡田医師:PRの成果はどうですか。
安蒜院長:良好です。ある開業医からは、「候補の患者もいるのでぜひお願いしたい」と積極的な声も聞かれました。
岡田医師:これから総合診療科を継続していくためには自治体行政の理解と協力も不可欠です。
金坂市長:市として、住民の健康維持のため、しっかりとサポートしていきます。
総合診療科外来開設のお知らせ
大網白里市立国保大網病院は、10月末より総合診療科外来を開設します。開設当初は不定期な診療日となりますが、体制を整えつつ定期的な外来日にする予定です。
◆総合診療科とは
総合診療科とは、一般的な医療を総合的に行う科であり、広範囲の疾患を診断・治療する分野です。家庭医学やプライマリ・ケアとも呼ばれることもあります。
総合診療科の医師は、幅広い年齢層の患者さんの健康管理を担当し、一般内科、小児科、産婦人科、外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、精神科などの様々な診療科の知識を持っています。
担当する分野は幅広く、患者さんの一般的な健康診断、病気の診断・治療、予防医学や生活指導、急性・慢性疾患の管理、慢性疼痛の診療、予防接種、健康など多岐にわたります。
例えば、体がだるい、体がむくむ、食欲がない、頭が何となく重い、意欲がわかない、熱があって顔が痛い、頭・お腹・足が同時に痛い、息が苦しくてお腹も痛い、予防接種を受けたいなど、どこの診療科を受診してよいか分からない患者さんを総合診療科が診察します。
また、高齢になると高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、白内障、腰痛、おしっこが出にくい、気分が落ち込むなどの疾病に対して複数の診療科にかかられている患者さんがいらっしゃいます。これら多数の疾病の治療を総合診療科医が担当します。総合診療科医が担当することで、それぞれの疾病を別々の医師が診るよりも、その患者さんに寄り添った“かかりつけ医”としての診療・治療が可能になります。通院する回数が減ります。処方薬が適切になる結果、処方薬が減ります。そして、何よりも一人の医師が患者さんの全ての疾病を診ますので、その患者さんの状態に合わせた治療を受けられます。また、患者さんの全身の健康状態を総合的に評価し、予防医学や生活指導を含めた健康管理を行います。
特にこれまで当院でお受けすることができなかった、以下のような状況も対応が可能です。
*ご婦人のおりもの(帯下)や月経の相談(月経痛、生理が重い、不順、移動したいなど)
*更年期障害(火照り、イライラ)
*おしっこのトラブル(男女とも。出にくい、尿漏れ、回数が多いなど)
*なんとなく体調がすぐれない(精神的なものか身体的なものかはっきりしない、いきなり精神科は敷居が高いなど)
*小学生以上の小児のほとんどの症状(小学生未満は今後対応予定です。急ぐ場合はお問い合わせてください)
*小児も含めた予防接種(MRワクチン、HPVワクチンなど 事前に予約をお願いします)
*通院先の数や内服薬の種類を減らして負担を減らしたい(完全に1か所にできない場合もあります)
総合診療科では、患者さんの全身の健康状態を総合的に評価し、必要に応じて他の診療科や専門医に紹介しながら、患者さんの健康をサポートします。専門性を要する疾病は大網病院の専門外来を、大網病院で対応ができない疾病は他の病院を紹介いたします。周辺の病院・クリニックとの医療連携を図りながら地域医療に貢献することも重要な役割です。
◆総合診療科外来(※日程は随時更新します)
受付時間:午前8時から午後3時30分
午前の診療は9時30分開始、午後の診療は2時開始
亀田ファミリークリニック館山より派遣の家庭医療専門医が診療します。
12月9日 (月):田坂真哉(家庭医療専門医)
12月23日(月):岡田唯男(院長 家庭医療専門医)
1月6日 (月):田坂真哉(家庭医療専門医)
1月27日(月):岡田唯男(院長 家庭医療専門医)
令和7年1月からは定期的な外来日を設ける予定です。
診療内容について不明な点は、お問い合わせください。また、診療の予約を取ることができます。
インフルエンザ予防接種、新型コロナウイルス感染症予防接種の実施について
大網病院では「インフルエンザ予防接種」、「新型コロナウイルス感染症予防接種」を実施します。接種をご希望の方は、下記詳細を確認の上で申し込みください。
※インフルエンザの予防接種の期間が延長になりました。
市災害対策協会が駐車場をボランティア清掃~病院のブログ~
市災害対策協会の皆さまのボランティア活動で大網病院の駐車場を清掃していただきました。
発熱外来の中止について
新型コロナウイルス感染症対策として実施しておりました発熱外来(予約制)は、令和6年5月2日をもって終了いたしました。
5月7日以降、発熱等の風邪症状のある方は、電話でご相談いただくか、通常の外来にて対応いたしますので、受付時間までにご来院ください。
患者様への面会について
現在、関係者以外、病棟への立ち入りや入院患者様への面会を制限しております。
〇面会は14時から17時の間
〇面会時間は15分以内
〇原則15歳未満の面会は不可
面会の際は、必ず2階ナースステーション(休診日は、1階受付)にお声がけください。
また、マスクの着用をお願いします。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
国保大網病院経営強化プランの策定について
公立病院は地域における基幹的な公的医療機関として、地域医療の確保及び充実のため重要な役割を果たしてきましたが、医師・看護師等の不足・偏在や人口減少・少子高齢化に伴う医療需要の変化等により厳しい経営状況が続いてきたことから、総務省は「新公立病院改革ガイドライン」により、病院事業を設置する地方公共団体に対し、「地域医療構想を踏まえた役割の明確化」、「経営の効率化」、「再編・ネットワーク化」、「経営形態の見直し」を柱とした公立病院改革プランの策定を要請し、国保大網病院においても「大網病院新改革プラン」を策定の上で病院経営の改善に努めてきました。
令和2年に発生した新型コロナウイルス感染症対応において、全国の公立病院は、病床確保と入院治療及びPCR検査やワクチン接種等により中核的な役割を担い、感染症拡大時における重要性が再認識されました。
このような状況下、総務省は公立病院の果たす役割を重視し、令和4年3月に新たに「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」を策定し、従前の「再編・ネットワーク化」を促す施策を転換し、公立病院の経営強化と「機能分化・連携強化」の推進が重要であると方針を示し、病院事業を設置する地方公共団体に対し「公立病院経営強化プラン」の策定を要請しました。
国保大網病院では総務省のガイドラインに基づき「国保大網病院経営強化プラン」を策定し、持続可能な地域医療提供体制の確保に努めることといたしました。
施策の内容
(1)役割・機能の最適化と連携強化
地域医療構想の動向を踏まえた大網病院の果たすべき役割と機能、また、地域包括ケアシステムの構築に向け果たすべき役割と機能を記載。
(2)医師・看護師等の確保と働き方改革
不採算地区病院への医師派遣の強化や働き方改革へ対応するための施策等を記載。
(3)経営形態の見直し
経営強化に向けた最適な経営形態の模索・移行時期の見極め等を記載。
(4)新興感染症の感染拡大時等に備えた平時からの取組
新型コロナウイルス感染症対策の経験から、平時からの備えの促進等、大網病院の具体的な取組内容を記載。
(5)施設・設備の最適化
施設・設備の適正管理と整備費の抑制策やデジタル化への対応策を記載。
(6)経営の効率化等
経営指標に係る数値目標を記載。
対象期間
令和5年度から令和9年度まで
令和4年度経営比較分析表を公表します
令和4年度決算をもとに作成した経営比較分析表を公表します。
なお、「類似病院平均値(平均値)」及び「令和4年度全国平均」につきましては、地方公共団体が運営する病院事業(地方公営企業法を適用する病院事業)のほか、指定管理者が運営する病院の指定管理者側の決算及び地方独立行政法人が運営する病院の決算を含んでいます。